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【マジカルミライ2015振り返り:「ボカロ・ネイティブ」の登場へ】

・というわけで、2014年に引き続き、行ってきました。2013のブルーレイの完成度が非常に高く、2014年が初ライブ参加だったのですが、とても感動したので。
・結果、とっても良くて、アンコールの「ハジメテノオト」でなぜゆえか涙を流すほどに感動したのだけれど、映像は仕方がないにしても全体の音のバランスは個人的にはとても残念で、やっぱり一つの楽器としてのボーカロイドと考えてしまうと、どうしても響きが違いすぎて調整が難しいのかもしれないな、、、と冷めてしまう自分もいた。やっぱり、昨年の初めての体験があまりにも衝撃的だったので。
・といっても、やっぱり後半に向かって良曲が続いて、最後は本当によかったなあ、他のクラシックやジャズやロックやどのライブとも違う感動があるんだよなあ。
・で、それはなんなのだろうかと考えていたのだけど、次のようなことが思い当たる。①初音ミクという「人格」まで内包した楽曲の存在 ②市民参加型(という表現は微妙だが)で完成するライブ(楽曲そのものが一市民の提供)③技術の可能性とそれが現実社会を変容させる力をもつことの具体としての初音ミク 特に、①なのだが、「ODDS&ENDS」や「package」や「Tell your world」や「ハジメテノオト」なんかは特に、歌の歌詞そのものが、ミクが自分自身で歌うことの意味や価値、意志、喜び、苦しみ、そういったことを歌い上げる(そして、そこには間違いなく作り手のボカロpの思いが込められている)のがなんか心にきちゃうんである。それは音楽にかぎらず「クリエイター」として存在する全て人を代弁しているようにも思える。決して持ちえるはずのないボーカロイドという楽器(もしくは、作品)が意志を持つとして、こんなふうに思いを語るのかもしれないと想像力をふくらませ、それが膨張し、ライブ会場にいるお客さん同士で創発させていくその思いが、最高潮に達してなぜゆえか涙する、、、そういうことなのだろうか、と振り返ってみる。
・そして、あらためて、演奏された楽曲を動画でみているとニコニコ動画なんかでは、「小学生低学年だった」「子守唄だった」というコメントもあり、初音ミクが8周年ということで、そろそろボカロネイティブなPが現れて、音楽シーンを劇的に変えていくかもしれないと思うと、それはそれはワクワクする自分がいる。

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