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【最近の諸々をまとめてメモ】


・アートサイトの助成が決定し、初めて参加して、29団体の発表を聞いたのだが、予想以上にイベント的プログラムが多く、「やっぱりアートってなんなのかしら?」とクエッションを抱えて帰ってくる。先日、某国のアートイベント研究者が、「日本の作品は異常にプロセス重視の作品が多くて、作家の作品がなんだがよくわからない」と言われて海外の動向を知らないからだが、「そうなのか」と納得してしまったのだが、それは、やっぱり、川俣さんの影響とか大地の芸術祭のようなアートイベントで市民参加とかまちづくりとかいう文脈と強く持つようになったからなのだろうか。とか思う。
・「市」の研究で、「最近は市民による自発的なイベントは神社仏閣の境内で実施されるケースが多い」という話で、確かに言われてみればそうだよね。とおもって、法の規制がかかりにくいそうした場所で、ハレの場として祭りが行われていくのは確かに文脈的におかしくないのか、と思った。ソーシャルキャピタル論との関係も述べられていたけど、使いやすい言葉であると同時に突っ込まれやすい言葉でもあって、やっぱりその使用は慎重になってしまうなあ、個人的には、どうしよう。テキ屋の文化人類学視点での説明やヤミ市の歴史的背景とか、ほとんど勉強したことがなくて、面白かった。市を形成する人間の側がどのような人々なのかというあたりを読み解くともっと面白いのかなと思った。市も生業として行うものではなくて、ボランティア活動の一環として行うものもあるので、収益が二の次となってくると、もう同質のイベントという括りでとらえることが難しいのではとも思った。けど、公開討論みたいにやりとり発生していたのは面白かった。やっぱり、対立する意見がないと、トークイベントは面白く無い。
・福祉領域では、法と制度都の関わりがとても強くて、政策提言などの必要性が盛んに議論されているあたりが緊急性も高く、課題解決のための方向性が強く意識されているのだな、と思った。(当たり前なのだけど)それにしても、法や制度を如何に創っても、どうしても隙間ができてしまう。この隙間を埋めて対応できるような柔軟な仕組みも作っておかないと行けないとはもちろん納得。しかし、法と制度を如何に整えていても、結局、現場の人の裁量に相当寄ってしまうということはもう、仕方がないのかもしれないと思う。もっとも社会的な課題として緊急性が高く、考えさせられるところがあった。とくに孤立化した若者に対するアプローチがほとんどできていないところが福祉政策の課題ということらしい。若年性認知症を患って孤立化した若者?中年の話は聞いていてかなりくるものがあった。誰も「彼」のこれまでを説明できない。という現状がそこにあった時、どうしたものだろうか。そんな話をしていた朝比奈さんは知っている朝比奈さんの妹さんだったという話。
・代官山の蔦屋はハワイ?のホテルラウンジのようだった。とにかく混んでいる。オープンテラスまでぎっしり人がいて、とても本を探す気になれない。ほどよく人がいないほうが本屋さんはいいんだな、とか勝手なことを思う。

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