SSブログ

嫉妬するほどの才能。→ボカロP 椎名もた/ぽわぽわP

自分が初音ミクとボーカロイドの世界にハマるきっかけの曲がある。
それはぽわぽわPの「ストロボラスト」という曲を聞いた時なのだが、
どうやら、この曲を創ったのが、高校生?ぐらいの10代の子だと聞いて、
もう、本当に衝撃を受けた。

2008年に初音ミクが登場したころに、ちょっとだけ、
サンプルをいじって、「へえ、面白いなあ」程度のところから、
あるときテレビでロサンゼルスライブなどに展開していて、「そんなことになっているのか」
と思って久しぶりに初音ミクを検索したら、
ものすごい楽曲数になっていて、全く曲を知らなかったところから、
あれこれと曲を聞き始めるようになった。

その楽曲の豊富さと世界観の多様さでハマっていき、
そして、DVDでのライブ映像で度肝を抜かされ、
その創発的創作環境と世界にどんどんを侵されていき、
そして、彼の作品に出会ってしまったのだ。

音楽のCDなんて、正直何年も買っていなかったが、
DL版の楽曲を購入。

高木正勝の楽曲を映像付きでみた東京都現代美術館以来の
衝撃といっても良かった。

どんな人なのだろう思ったら、なにせ10代の高校生?
だったので。

沼田は嫉妬した。激しく嫉妬した。
なんで、どうして、こんな作品がつくれるのか。
衝撃を受けたというか、その才能に胃が痛くなった。

ああ、これから彼はその才能を活かして、世界に羽ばたいていくのだろうなあ。
なんて、早熟な子なんだろうか、、、

そして、その才能ある人間が世界に作品を発表することを可能にした
ニコニコ動画やボーカロイドなどのプラットフォームそのものに対する
興味関心は非常に高まっていく。

日本産業の競争力の低下とか空洞化とか、クールジャパンがどうだとか、
まあ、いろいろと論争や悲観的な話題にあふれてもいるけれど、
どうもこのボーカロイド周辺の創作的な環境やコラボレーションや
co-production?の世界はとてもうまく行っているように思える。

それは、結局、楽しくて面白い、自分のやりたいことでアウトプットが評価されて、
そのクリエイター同士が協力し合う、創発的な状況であり、、
そこから生み出されるコンテンツに人が対価を払うというもので、至極単純でもある。
ただ、それが2008年から2013年のたった5年あまりで急速に展開していることが、
とてつもない事象だと思われる。

そこに若干17歳の天才が現れ、世界に羽ばたいていく。
ああ、なんて楽しい世界だろう。

才能と確かな作品づくりが可能な最低限の環境さえ整えば、
世界を変えることができる。

プログラマのある友人は「1人でも確かなものが作りだせれば、世界をかえることができる」
のが醍醐味だといっていたけれど、この世界も同様で、新しい未来の幕開けという感じが強くする。

その仕組みと仕掛け、そのプラットフォームが日本から生まれていたことが、
またすごいことなんだと。

これひとつとっても日本はまだまだ捨てたもんじゃないし、
日本人の創造性が貧困だ、なんてことはないだろうと思う。

なんていうことを、クリエイティブ・クラスという話を今日少ししていたので、あらためて。
そして、あらためて、曲の再生数をみたら、46万!!!回に達しようとしていたので、驚いて。


夢のまにまに

夢のまにまに

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワンダーグラウンド・ミュージック
  • 発売日: 2012/03/07
  • メディア: CD




↓sasakure.UK なんかもすごいんだよなあ。ボーカロイドの特徴をいかしたというか、こんな楽曲もありえるのか・・・というかんじ・・・。はあ、ため息が出るなあ。

ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?

ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: U/M/A/A
  • 発売日: 2010/03/03
  • メディア: CD



nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

Tニシ

ヌマさん。事後連絡でごめん。
ブログを参考に記事を書きました。

http://www.arcship.jp/blog/evaluation/【私的音楽評】no188%E3%80%80ニシセレクト-50/
by Tニシ (2013-05-16 15:11) 

ぬま

どうもどうも、駄文悪文で申し訳ありませんが、ボカロ文化の宣伝部隊でもありますので、効果を発揮したようで嬉しいです。
by ぬま (2013-05-28 08:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。